性暴力被害者支援センター・ふくおか

092-762-0799

被害後まもない方へ

とても大変な出来事にあって、今どうしていいか迷って
いらっしゃるのではないかと思います
性感染症や妊娠に関わること、こころやからだへの影響など、
いろいろなことが心配かもしれません
私たちは、そんなあなたの力になりたいと思っています

被害後まもない方へイラスト

当センターにご相談ください

相談は無料です。匿名でご相談いただけます。
相談内容について、秘密は守ります。安心してご相談してください。

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医療機関でからだのケアを受けましょう

当センターでは、被害にあわれた方が安心して医療機関を受診することができるよう、県内の医療機関と連携しています。
おひとりでの受診が不安な場合は、センターの女性支援員が付き添います。医療費の公費負担を受けられる場合もあります。

医療機関への付き添い

72時間(3日)以内であれば、緊急避妊薬を服用することで妊娠を防ぐことができます。ただし、避妊の効果は100%ではなく、副作用もあります。72時間をすぎても、まずはご相談ください。

警察への付き添い

妊娠したかどうかを調べるには、薬局で購入できる妊娠検査薬で確認する方法があります。
通常、生理予定日から1週間遅れた時点から検査できるとされています。ただし、結果が完全ではないので、婦人科を受診することが大切です。
性犯罪による妊娠の場合は、母体保護法に基づき、中絶手術を受けることができます。なお、合法的に中絶手術を受けることのできる期限は妊娠21週(6か月半ば)までです。前回の月経が始まった日を0週0日として数えます。

弁護士による法的支援

性器や口、肛門などの粘膜が他人の粘膜や体液と接触することにより、性感染症に感染する場合があります。
性感染症は無症状の期間があったり、症状が軽くて気づかないために発見が遅くなることがあります。「まさか自分が性感染症に…」と思い、医療機関の受診をためらうこともあるかもしれません。
検査を受けて早めに発見・治療することで、治したり進行を遅らせることができます。
あなたの大切な人に感染させてしまうのを防ぐこともできます。
気になることがあれば、まずは私たちにご相談ください。

性感染症は、それぞれ自覚症状や検査可能な時期が異なります。

性感染症の検査
感染症の種類 潜伏期 検査可能時期 主な症状(初期)
淋病 2~7日 感染より3日後 悪臭を伴う緑黄色のおりもの(女性)
尿道からの黄色の膿、排尿痛(男性)
性器クラミジア 2~3週間 感染より2~3日後 ほとんど無症状、おりものの増加(女性)
排尿痛、尿道からの膿(男性)
喉に感染することがあり、咽頭炎、扁桃炎の原因となる
性器ヘルペス 3~7日 症状が出たとき 性器周囲に水泡ができる強い痛みを伴う
性器カンジダ 数年間潜伏 症状が出たとき ヨーグルト状のおりもの、強い痒み
膣トリコモナス 1~3週間 感染より2~3日後 白色、黄色の泡状、膿を含んだおりもの悪臭を伴う
梅毒 3週間 感染より1ヶ月 感染した場所(口、性器、肛門等)に
小豆大からエンドウ豆大位の痛みのない
赤いできものができる。約1ヶ月で消失するが、
3ヶ月後~3年で再び全身に斑点やぶつぶつができ、
長期に渡って進行する
B型肝炎 1~6ヶ月 感染後3ヶ月後、
または症状ある時
食欲不振、吐き気、嘔吐、全身のだるさ、
初期の風邪様の症状
エイズ(HIV) 数年~10年 感染から3ヶ月後 感染初期(2~4週間)で発熱、喉の痛み、
全身のだるさなどインフルエンザのような症状が
でることがあるが、数週間で消失する。
その後数年~10年ほど無症状期が続く
この期間に免疫力の低下により、エイズ発症に至る
尖圭コンジローマ 数週間~3ヶ月 感染後症状ある時 性器の周辺に薄いピンクや
茶色のイボがたくさんでき、増殖する

こころのケア

ある日突然、とてもつらい体験をすると、こころにいろいろな変化が生じます。
その変化が、数か月あるいは数年間続くこともあります。
また、いったん落ち着いていたのに再び調子が悪くなったりすることもあります。
その時々の状況や環境、体調、出来事などによって心が影響を受けるためです。
当センターでは、女性支援員による面接相談や、女性の臨床心理士によるカウンセリングを受けることができます。
あなたのこころの回復のために何が必要か、一緒に考えてみましょう。

被害後のこころの変化イメージ

これらは、人によってあてはまるものもあれば、そうでないものもあります。そのほかにも、
「あの時こうしていればよかったのに…」と自分を責める、
自分は何もできない、弱い人間になった気がする、
誰もわかってくれない、ひとりぼっちになってしまった
という気持ちになることもあります。
これらの変化は、被害後、一定の時間を過ぎると少しずつ落ち着いていく
と言われていますが、個人差があります。

回復のためにご自身でできること

次のようなことが役に立ちます

呼吸法を試してみる

いろいろな方法がありますが、ここではその中の一つをご紹介します。

1.鼻から息をゆっくりと吸います(3秒程度)
2.少し息を止めます(1~2秒程度)
3.口をすぼめ、ふーっとゆっくり吐きます(6~7秒程度)
苦しくならないよう、自分のペースで行ってください

眠れない、食欲がない、何もする気がしないなどのつらい症状が
続く場合は、各種相談窓口や医療機関等へ早めに相談しましょう。

当センターでは、女性支援員による面接相談や女性の臨床心理士に
よるカウンセリング、医療機関受診への付き添いをすることができます。どうしてよいかわからなかったり、医療機関の受診が不安な場合は、私たちにご相談ください。

できれば証拠を保存しておくことをお勧めします

被害届や告訴について、今はどうするかわからないけれど、
今後「告訴したい」と思った時のために、証拠を保存しておくことをお勧めします。
残しておいた証拠を使わない、という選択は後からでもできます。

○ 警察や病院へ行く前にシャワーやお風呂などのからだの洗浄はなるべくしないでください。
○ 被害にあった時に着ていた衣服や下着は洗わずにそれぞれ個別のビニール袋に入れて口を絞めておいてください。
被害の時にからだについたものをタオルやティッシュなどでぬぐい取った場合は、ぬぐい取ったものを捨てずに、
それぞれ個別のビニール袋に入れて口を絞めておいてください。

警察への相談

強姦罪や強制わいせつ罪などの事件で、加害者を処罰してほしい時や、罪を認めてほしい場合は、
警察に相談したり被害届けを出したりすることができます。届け出る先は、被害にあった場所の
最寄りの警察署になります。届け出ることで医療費が公費負担になる場合があります。
依頼すれば、女性警察官が対応できることもあります。
被害にあわれた方やご家族からの相談にも、女性臨床心理士が応じています。
当センターでは、被害にあわれた方の不安や負担を少しでも和らげることができるように、
警察署への付添いを行うことができます。

刑事手続きについて

  • 被害届・告訴

    性犯罪については、公訴時効が成立するまでの間(強姦罪は10年、強制わいせつ罪は7年)は告訴できます。ただし、事件から時間が経過すると、証拠集めが難しくなるため、できるだけ早く警察へ相談することをお勧めします。捜査やその後の刑事手続きについて不安がある場合は、当センターで提携弁護士を紹介することもできます。

  • 捜査

    捜査が始まると、加害者の様子や被害にあったときのことについて話したり、証拠となるものを警察に提出したりすることになります。聞き取りに時間がかかったり、細かく被害について聞かれたり、被害にあった場所に行ってそのときの状況について説明をすることもあります。
    気分や体調がすぐれない時(トイレに行きたい、休憩したいなども)は、遠慮なく伝えましょう。
    警察に申し出ると、捜査状況、加害者の検挙状況などの連絡が受けられます。(被害者連絡制度)
    警察での捜査が終わった後、必要に応じて検察庁に事件が送られ、検察庁で聞き取りが行われます。検察庁に申し出ると、事件の処分結果、刑事裁判の結果などについて通知が受けられる場合があります。(被害者等通知制度)

  • 公判

    検察官が加害者を起訴すると、裁判が始まります。 裁判では、加害者の犯罪を立証するために、 被害者が被害の状況や加害者に対する気持ちなどを話すことが 必要となる場合があります(証人尋問) また被害者やご遺族などが法廷で気持ちや意見を述べることが できる制度があります(心情等の意見陳述制度)

    1. 法廷で証言する際、被告人や傍聴人から見られないよう、 被告人や傍聴人との間についたてを置いたり、 別室で証言すること(ビデオリンク方式)ができます。
    2. 傍聴人等に自分の名前を知られたくない場合、申し出により、 匿名で訴訟手続きを行うことができる場合があります。
    3. 被告人が有罪となった場合、申し立てにより引き続き損害賠償請求をすることができます。
    4. 被害者参加制度を利用して、検察官に説明を受けたり、被告人に質問したりするなどの方法で、裁判に参加することができる場合があります。当センターでは、被害にあわれた方の不安や負担を 少しでも和らげることができるように、公判への付添いを行うことができます。

民事手続きについて

  • 犯罪によって生じた損害の賠償等を求めるための民事訴訟を起こすことができます。なお、加害者との損害賠償等の交渉を自分で行うと、大変な思いをすることも多いので、弁護士を代理人とすることをお勧めします。センターでは法的な支援が必要な場合、提携弁護士をご紹介することができます。

刑事手続の大まかな流れ図

生活支援

性暴力によって、それまでできていたことができなくなってしまったり、
環境が変わってしまったりと、その後の生活が一変してしまうことがあります。
あなたが受けた傷から回復し、あなた自身の人生を取り戻すために必要なことを、
私たちと一緒に探してみませんか。
当センターでは、行政などのいろいろな窓口に関する情報をお伝えいたします。
まずはお電話にてご相談ください。

生活支援

被害後、加害者と同じ背格好の人が怖いのですが。
つらい体験を受けたので、そのような気持ちになって
当然です。しばらく経つと、落ち着くこともあれば、
そうでないこともあります。
どうしたらよいかわからないときは、ぜひご相談ください。
示談とは、何ですか。
裁判手続きによらず、当事者または代理人の間で、
損害賠償責任の有無や金額等を話し合うことです。
弁護士費用は高いのですか。
負担を軽減するためのさまざまな法的支援制度をご案内します。