- 犯罪被害者支援自動販売機を設置いただきました『大任町』『宮若市』
- 2022.08.08
公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター(浦尚子理事長)は7月15日、犯罪被害者支援の自動販売機を設置し、利益の一部を当センターへ寄付している大任町と宮若市に感謝状を贈りました。いただいた寄付金は、警察や裁判所などに付き添ったり、専門的な研修を受けたりする際の資金に役立てられます。
【大任町で】
自動販売機を設置した大任町の永原譲二町長は「田川地区1市7町村と田川警察署が連携して、令和2年12月7日に田川地区安全安心なまちづくりに関する協定が締結されました。その取組の一環として支援型自販機を設置するということで、大任町にも2台設置することができました。今後もこのような活動を通し、さらに支援の輪を広げたいと思います。」と話されました。
また、設置にご協力いただいた田川警察署の末松範之署長からは「私たち警察は、犯罪の予防や検挙はもとより、被害者支援も重要な責務として推進しています。この度、大任町のご厚意により設置いただいた自販機からの寄付金が、支援センターを通じて犯罪被害者を救えるよう心より願います。」と話されました。
【宮若市で】
同じく自動販売機を設置した宮若市では、塩川秀敏市長が「この度4月から農業観光振興センターが開業しました。たくさんのお客様に来て頂いており、そちらに設置させていただいています。加害者は裁かれますが、被害者は被害を抱えたまま生活をしているので、そのケアをしていただくのは、大事なことだと思います。たくさんの方にご理解いただき利用してもらうことで、少しでも支援になればうれしく思います。感謝状をいただきましたことは、市民の方の協力の賜物ですので、市民を代表して御礼申し上げます。」と話されました。
設置にご協力頂いた直方警察署の加藤雅秋署長からは「警察は、犯罪予防や検挙が主な活動目的と思いがちですが、実は犯罪被害者へ支援が重要な業務だと改めて認識しています。被害者の置かれている立場は、精神的経済的な負担があります。今回の設置が少しでも支援に役立てばと思います。これからも支援センターをはじめ市町村や警察が連携を強化して、被害者支援を続けたいと思います。」と話されました。