- 映画「月光」無料上映会・「つたえたかった、言葉の庭」メッセージ展を開催しました
- 2017.11.09
10月28日(日)福岡市天神 西鉄ホールにて
・映画「月光」無料上映会
・小澤監督と主演俳優・佐藤乃莉さん、木滝プロデューサー、当事者のほしおか十色さんによるトークショー
・当事者からのメッセージ展「つたえたかった、言葉の庭」を開催しました。
映画「月光」の上映では180名ほどの方にご来場いただきました。ご覧になった方から「色々な感情がわいて混乱している」「見ていてとても辛くなる映画だった。ずっと胸が苦しくなるシーンばかりだったが、ラストシーンにとてもほっとしました」「衝撃的なことも多く、許せないという気持ちを強く持った」など様々な感想をいただきました。
トークショーでは、小澤監督、主演俳優の佐藤乃莉さん、木滝プロデューサー、当事者のほしおか十色さん、当センターの提携弁護士、センター長の6名によるクロストークが行われました。制作陣からは、それぞれの描写の意図や演技の感想といった制作の経緯や、「自分の気持ちを代弁してくれてよかった」という当事者の感想などが語られました。
トークショーについても「トークショーを聞くことで、そのような心理になるのだと理解できた」「皆さんの発言も、現実をみつめなおす、そこから解放される運動についても考えさせられた」など、たくさんの感想を寄せていただきました。
「つたえたかった、言葉の庭」メッセージ展では、22名の当事者の方から「言葉」を届けていただきました。
企画からメッセージの募集、展示のレイアウトまでのすべての工程を、センターの相談員たちと当事者とで協力して作り上げました。寄せていただいた「言葉」から、相談員が一人一人に思いをはせながら、ひとつずつ手作りで花やフルーツを作りました。
ご覧になった方から「メッセージを発する本人の気持ちをしっかりと受け止めたい」といった声がありました。
メッセージは今後も引き続き募集します。
<募集webページへリンク https://fukuoka-vs.net/kotobanoniwa/>
トークショーの締めくくりに、「つたえたかった、言葉の庭」メッセージ展で展示した花、フルーツを、ひとつの花束にアレンジしました。ほしおか十色さんとセンター長の語りとともに、メッセージを寄せてくださった一人一人への感謝とねぎらいの気持ちをこめて、センター相談員が花束に包みました。
最後に、「つたえたかった、言葉の庭」にて共に展示しました、センター相談員からの「言葉」をご紹介します。
・「1人で悩まないで…。私たちがいます。」性暴力被害者支援センター・ふくおか 相談員 フネ
・「気もちが言葉になり 言葉は想いと共に人に届く。その葉の怒り、絶望、孤独、歯痒さがたくさんの人に届きますように。気もちを紡いでくれてありがとう」性暴力被害者支援センター・ふくおか 相談員 つき
「言葉」を届けてくださった皆さん、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。