公益社団法人、福岡犯罪被害者支援センターは６月２０日、センターが推進している犯罪被害者支援の飲料水自動販売機設置に協力していただいた更生保護法人、福正会（福岡市早良区）に感謝状を贈りました。

　　更生保護施設は刑務所や少年院を出所した人たちが社会復帰のために指導を受ける全寮制の民間施設。こうした人たちのための施設が被害者支援の取り組みに協力されるのは県内で初めてとみられます。飲料水などが１本売れるごとに販売手数料のうち１０円がセンターに寄付され、被害者の裁判所への付き添いや相談員の研修費用など活動資金に充てられます。支援型自販機の設置は増えており、県内で９９カ所となりました。

　　センターの林幹男理事長から感謝状を受け取った田中久也理事長は「犯罪の被害に遭われた方々の福祉の向上に少しでも役に立てれば」と話されました。