公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター（浦尚子理事長）は2月16日、利益の一部が当センターへ寄付される犯罪被害者支援の自動販売機を設置いただいた九鉄工業株式会社(本社：北九州市)に感謝状を贈りました。同社は小倉北区の都市高速床版舗装改良工事を請け負っており、その現場に設置されています。いただいた寄付金は、被害者の裁判所等への付き添いや相談員が専門的な研修を受けたりする際の活動費用になっています。

　小倉北警察署の働きかけに応えて、自動販売機を設置をされた九鉄工業株式会社の北島氏は、当センターから送られた感謝状を手に「自販機を設置することにより犯罪被害者支援への理解が深められると思いますので、今後も現場に寄付型の自販機を設置していきたいと思います」と話されました。また、小倉北署から感謝状を送られた井手北九州本店長は「犯罪被害者支援ということで、公共工事の現場に必ず設置するということを進めています。微力ではありますが被害者支援の一助となり地域社会へ貢献できるようになればと思います」と話されました。

　また、設置に協力した小倉北警察署の福田署長は「被害者支援の重要性は痛感しているが社会一般にひろがらないもどかしさも感じています。支援型の自販機を設置して具体的な支援に取り組んでくれる企業が増えればと願います。警察も被害者の心情に寄り添った活動を進めていきたい」と話されました。